日々外来で診察をしていて、とっても多いです。
市販のお薬を買って飲んだり、病院で処方してもらってるけど、、、効果はイマイチ、、
『まぁ、もう慣れちゃいました』
なんて、言ってる方も多くみえます。。
けど、、、便秘、放っておいていいですか??
Contents
性別年齢別の便秘患者数
日本の便秘患者を性別年齢別に見ると、男女とも年齢と共に増加するのですが、SNSをご覧になる世代を見てみると女性に多く見られます。
便秘を放置すると?
だけど、便秘って、、病気ではないし命に関わらないし、(そりゃ便秘がない方が良いでは思うけど)放置しておいたらダメなの??って思いますよね?
便秘の研究結果
けれど、様々な研究で
『便秘によって生活の質や労働性が落ちる』と言われています。
簡単に言うとどういうことか?
・何となく気分が憂鬱
・何となく気分が晴れない
・仕事に集中できない
・(そのせいで)仕事の成績が落ち
・(結果として)収入までダウンする
と言う結果が。
便秘と寿命の関係
更には
便秘と寿命にも関係があると言うデータもあります。
(ただ、このデータは単純に生存率と便秘の有無だけを考えているので単純に相関すると考えるのは疑問が多いが)
このように、便秘を『なれっこ』にしてしまうのはどうなんでしょう?
便秘とメンタルが強く影響すること、更には生活の質にも影響することを知って、治すものだという認識に変える必要があるのではないでしょうか??
小さな変化(便秘改善)が、大きな好転(happy)を呼び寄せる事ってありますよね。
ここで1つ、エピソードをお話ししますね!
長年便秘を悩んでいる患者さんに、元々違う病院で処方されて飲んでいる便秘薬があったのですが、量も種類も変えずに生活指導を行いました。
『私を信じてこれを次回の外来まで続けてみて下さい』
とお願いしました。次の外来、、、その患者さんは性格が変わったのか?と思うほど笑顔で診察室に入ってこられ『先生!やりました!あんなに出なかった便が、毎日出るんです』と笑っていました。
(現在は、便秘薬フリーを目指してお薬を調整中です)
嬉しいですねぇ。とっても、やりがいのある治療です!
まとめ
今後は、便秘の原因、改善法などを少しずつお話させていただきます。
その中で、『出来る事』『続けられる事』を自分で選んで取り入れていきましょう。
そうです!『出来る事』『続けられる事』なんですね!
ハードルは高くしないことが大事ですね!
Dr.Shokoの紹介
経歴 | |
2013.3.2 | 愛知医科大学医学部卒業 |
2013.3.19 | 第107回医師国家試験合格 |
2013.3.27 | 医師免許取得(医籍登録第 508838 号) |
2013.4.1~2015.3.31 | 愛知医科大学病院 卒後臨床研修センター |
2014.4.1~2018.3.31 | 愛知医科大学病院 専修医(消化管内科) |
2016.4.2~2020.3.7 | 愛知医科大学大学院 医学研究科 臨床医学内科学専攻 |
2019.4.1~2020.8.31 | 愛知医科大学 医員助教(消化管内科) |
2020.3.7~ | 愛知医科大学院大学研究科 博士課程 学位取得 |
2020.9.1~ | 旭労災病院 消化器内科 |