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老化に関係?!『AGE』ってなに?
今日は、老化を加速させる『AGE』という物質について
『AGE』は簡単に説明すると、、、
糖が、タンパク質や脂質と結合して(糖化)して生成される物質の総称です。
糖化反応は複雑な反応なので、まずは、糖がタンパク質や脂質にくっついて起こる反応だな、と理解しておいて下さい。
老化ってホットケーキ!?
よく説明に使われるのが、ホットケーキ。実はホットケーキを作るときに、こんがりと焼けて褐色になっていくのも糖化の一例です。
ホットケーキに含まれる「砂糖」が、卵や牛乳などの「たんぱく質」と結びついて変性しているのです。
カラメルやクッキーでも同じ現象が起きています。
食物の場合の糖化は、こんがりといい香りがする反応ですが、同じことが人間の体内で起きると、とんでもない現象を引き起こしてしまいます。
AGEはどうやって蓄積されるの?
『AGE』が身体に蓄積する経路としては
①自分の体内のタンパク質や脂質が、糖化してAGEを作る
②食事としてAGEを摂取する
の2パターンがあります。
自分の体内のタンパク質???
イメージしやすいもので言うと、肌や髪他にも血管や臓器、脳、骨、目など、、、つまり私達の全ての組織や細胞に起こりうるのです。
どんな時に糖化は起きるの?
糖化が起こりやすい時は
①食後に急激に血糖が上がる時
②AGEを多く含む食事を摂った時
です。
つまりは、逆に糖化を抑えるには
①血糖値が急激に上がる食品を避ける
②血糖値が急激に上がる食べ方を避ける
③AGEを多く含む食品を避ける
が重要だとも言えます。。。
毎日の生活で、当たり前のように糖化を抑える習慣が身につけば5年後、10年後、20年後、、、大きな差が生まれるに違いありません。
Dr.Shokoの紹介
経歴 | |
2013.3.2 | 愛知医科大学医学部卒業 |
2013.3.19 | 第107回医師国家試験合格 |
2013.3.27 | 医師免許取得(医籍登録第 508838 号) |
2013.4.1~2015.3.31 | 愛知医科大学病院 卒後臨床研修センター |
2014.4.1~2018.3.31 | 愛知医科大学病院 専修医(消化管内科) |
2016.4.2~2020.3.7 | 愛知医科大学大学院 医学研究科 臨床医学内科学専攻 |
2019.4.1~2020.8.31 | 愛知医科大学 医員助教(消化管内科) |
2020.3.7~ | 愛知医科大学院大学研究科 博士課程 学位取得 |
2020.9.1~ | 旭労災病院 消化器内科 |