
有色人種のゲイおよびバイセクシュアル男性における地域社会への関与とHIV感染リスク(原題:Community Involvement and HIV Sexual Risk Among Gay and Bisexual Men of Colour)
The Journal of Sexual Medicine, Volume 14, Issue Supplement_4b, May 2017, Page e311, https://doi.org/10.1016/j.jsxm.2017.04.490
公開日:2017年5月1日
https://academic.oup.com/jsm/article-abstract/14/Supplement_4b/e311/7021606?redirectedFrom=fulltext
Contents
抜粋
はじめにおよび目的
カナダでは、ゲイおよびバイセクシュアル男性(GBM)が依然としてHIVに不均衡に感染している。 白人のGBMでは、GBMコミュニティとの関わりが深まることは、HIVの性的リスク(コンドームなしのアナルセックスなど)に対する防御因子である。しかし、有色人種のGBMでは、これらの結果が常に再現されるわけではない。
この研究では、すでに確立されているHIV性的リスクの予測因子(例:内在化された人種差別)に加えて、有色のGBMの大きなサンプルを対象に、GBMコミュニティとの関わりとHIV性的リスクとの関連性を解明することを目的としています。
人口サンプル
有色人種の GBM(n=389、平均年齢:33±8.56)は、南アジア(20.6%)、ブラック/アフリカ系/カリブ(21.7%)、東/東南アジア(27.4%)、ラテン系/ヒスパニック系/ブラジル系(24.7%)の参加者がカナダのトロントで募集された。
方法
参加者は自己申告式の質問票のセットに回答した。地域社会の帰属意識と関与、人種差別、自己イメージ、人口統計のブロックを含む多ブロック負の二項回帰を頑健なサンドイッチ推定値に当てはめ、過去6か月間の血清反応不一致または不明のステータスのパートナーとのコンドームなしのアナルセックス(SDCAS)に対する要因の相対的な寄与を調査した。