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米国の成人女性における性行動、人間関係、および認識される健康状態: 全国確率標本からの結果

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米国の成人女性における性行動、人間関係、および認識される健康状態: 全国確率標本からの結果

デビー・ハーベニック博士、MPH、マイケル・リース博士、MPH、ヴァネッサ・シック博士、ステファニー・A・サンダース博士、ブライアン・ダッジ博士、J・デニス・フォーテンベリー医学博士、
The Journal of Sexual Medicine, Volume 7, Issue Supplement_5, October 2010, ページ 277-290, https://doi.org/10.1111/j.1743-6109.2010.02010.x

Contents

はじめに

これまでの性行動に関する調査では、女性の性行動が医学的・社会文化的な変化の影響を受けていることが明らかにされてきた。女性とその性生活に最も気を配るためには、米国の現代女性の絶えず進化する性行動を理解することが重要である。

目的

この調査(National Survey of Sexual Health and Behavior:NSSHB)の目的は、18~92歳の女性を対象とした全国的な確率調査において、過去90日間に単独およびパートナーとの性行為を行った女性の割合を様々な年齢層で評価し、参加者の性行動とその関係および自覚的健康状態との関連を探ることであった。過去1年間のマスターベーション、腟性交、肛門性交の頻度も評価した。

調査方法

18~92歳の女性2,523人の全国確率標本が、性行動に関するインターネットベースの横断的調査に回答した。

主要アウトカム評価項目

交際状況;自覚的健康状態;過去90日間の単独マスターベーション、パートナーとのマスターベーション、オーラルセックスをする、オーラルセックスを受ける、腟性交、肛門性交の経験;過去1年間の単独マスターベーション、腟性交、肛門性交の頻度。

結果

最近の単独オナニー、オーラルセックス、腟性交は女性に多く、年齢とともに減少し、人間関係や自覚的健康状態との関連は様々であった。最近のアナルセックスと同性間オーラルセックスの報告はまれであった。単独マスターベーションは18歳から39歳の女性で最も多く、腟性交は18歳から29歳の女性で最も多く、アナルセックスの報告はまれであった。

結論

米国の現代女性は多様な単独性行為およびパートナーとの性行為を行っているが、性行為は高齢者層ほど一般的ではなく、頻度も低い。

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