
HP-04-006 前立腺がん検診対象者における性的アイデンティティおよび性行為と前立腺特異抗原(PSA)との関連(原題:HP-04-006 Association of Sexual Identity and Activity with Prostate-specific Antigen (PSA) in a Prostate Cancer Screening Population)
K. ヘルコマー、 M. ホラーラー、 VH マイスナー、 S. シーレ、 M. クロン、 P. アルバース、 C. アルソフ、 F. インカンプ、 M. ホーエンフェルナー、 B. ハダシック ...もっと見る
性医学ジャーナル、第16巻、Supplement_2号、2019年5月、S37ページ、https://doi.org/10.1016/j.jsxm.2019.03.135
公開日: 2019年5月1日
https://academic.oup.com/jsm/article-abstract/16/Supplement_2/S37/7020739?redirectedFrom=fulltext
客観的
この研究では、性的アイデンティティおよび活動と PSA との関連性を調査しました。
方法
2014 年 4 月から 2018 年 4 月まで、ドイツ男性性研究に参加した 45 歳の男性に、性的アイデンティティ (異性愛、同性愛)、アナルセックスの実施 (はい、いいえ)、過去 3 か月間のマスターベーションと性行為の頻度 (週 0、1、2~3、3 回以上)、射精時間の自己評価が 2 分未満 (はい、いいえ) などについて質問されました。PSA レベルも測定されました。
結果
この分析には 13,489 人の男性 (異性愛者 n=13,013、同性愛者 n=476) が含まれました。PSA 値の中央値は 0.75 ng/ml (ICR: 0.51-1.08 ng/ml、平均: 0.91 ng/ml) でした。同性愛者の男性は異性愛者よりも PSA 値がわずかに高くなりました (0.79 ng/ml vs. 0.75 ng/ml)。アナルセックスをする同性愛者の男性 (61.9%) は、アナルセックスをしない同性愛者の男性と比較して PSA 値が高い傾向がありました (0.82 ng/ml vs. 0.78 ng/ml)。マスターベーションや性行為の頻度が高いことは、研究対象者全体および異性愛者と同性愛者の男性の両方において、PSA 値の若干の高さと関連していました。射精時間が 2 分未満 (9.1%) の場合、研究対象集団全体 (0.75 ng/ml 対 0.72 ng/ml)、異性愛男性 (0.75 ng/ml 対 0.72 ng/ml)、同性愛男性 (0.80 ng/ml 対 0.75 ng/ml) において PSA 値の低下と関連していました。