マリア・ルイザ・S・ド・アマラル（MS）、カルミタ・H・N・アブド（MD）、PhD、エルマノ・タヴァレス（MD）、PhD、マルコ・デ・トゥビーノ・スカナビノ（MD）、PhD
ジャーナル・オブ・セクシュアル・メディシン、第12巻、第2号、2015年2月、557-566ページ、https://doi.org/10.1111/jsm.12761
発行：2015年02月01日
Contents
はじめに
男性と性交渉を持つ男性（MSM）の間で意図的に安全でない性交渉を行うことと、感覚を求めることや衝動性との間には関連があるという証拠がある。しかし、人格の他の側面についてはあまり調査されていない。
目的
本研究の目的は、ブラジルのサンパウロで治療を求めて強迫性行動の基準を満たした人において、意図的な危険なセックスの実践と性格特性との関連を調査することである。
方法
サンプルは69名の性強迫性MSMから構成された。参加者は精神医学的評価を受け、意図的なコンドームレスセックスを定義するための面接を受け、自己報告書に記入した。
主なアウトカム評価
参加者は以下の尺度に記入した：Temperament and Character InventoryとSexual Compulsivity Scale。
結果
25名（36％）がカジュアルなパートナーとの意図的な安全でないセックスを報告し、そのうち84％がゲイ、16％がバイセクシュアルであった（P < 0.05）。15人（22％）がHIV陽性であると報告し、そのうち11人（73％）が意図的に無防備な肛門性交を行っていた（P < 0.05）。性的強迫性の平均値は、意図的に安全でない性交渉を行う男性と関連していた（P = 0.01）。意図的な安全でない性交渉を報告した男性は、新奇性を求める気質の次元で有意に高得点であり（P < 0.05）、自己指示性の性格の次元で有意に低得点であった（P < 0.001）。しかし、自己指示性は多重ロジスティック回帰において意図的な危険なセックスを予測した（P = 0.001）。
結論
意図的不健全性交を実践した性的強迫者は、意図的不健全性交を行わなかったグループよりも自己指示性が低く、これは人生そのものに関する自律性が低いことを示唆している。われわれの知る限り、これは性強迫男性における意図的な危険なセックスについて検討した最初の研究である。
