
ポルノが若者の性的健康と行動に与える影響 (原題:The Influence of Pornography on Young People’s Sexual Health and Behaviour)
アリシア・マーガトロイド・ ギッフェン ダレン・ビショップ
性医学ジャーナル、第14巻、Supplement_4b号、2017年5月、e289ページ、https://doi.org/10.1016/j.jsxm.2017.04.390
公開日: 2017年5月1日
https://academic.oup.com/jsm/article-abstract/14/Supplement_4b/e289/7021919?redirectedFrom=fulltext
はじめにと目的
これまでの研究では、ポルノが青少年の態度(Braun-Courville & Rojas, 2009)、性行動(Alexy, Burgess, & Prentky, 2009)、自己概念、社会性の発達、対人関係(Mesch, 2009)に与える影響が調査されてきました。また、ポルノが性役割、体型、性行為に関する「ポルノ的な台本」を強化し(Lofgren-Martenson & Mansson, 2010)、結果として青少年に特定の性行為を行うようプレッシャーをかける可能性も示唆されています。しかし、ポルノがアナルセックスなど青少年の特定の性行動を具体的に正常化しているかどうかについては、調査されていません。ポルノが青少年の性的な健康と行動に与える影響を調査することで、理解が深まり、適切な保護策の導入につながるだけでなく、教育政策や保健政策にも貢献するでしょう。
人口サンプル
参加者は、発達上、性行為が始まる年齢である16歳から21歳までの高等教育または継続教育を受けている若い男性と女性です。