
オーストラリアのゲイ・バイセクシュアル男性の最近の性交渉における勃起不全治療薬の使用状況 (原題:Australian Gay and Bisexual Men's Use of Erectile Dysfunction Medications During Recent Sexual Encounters)
ギャレット・プレステージ博士、フェンイ・ジン博士、ベンジャミン・バヴィントンBA、MPH、アンドリュー・グリュリッチ博士、グラハム・ブラウン博士、マリアン・ピッツ博士、マイケル・ハーリー博士
ジャーナル・オブ・セクシュアル・メディシン、第11巻、第3号、2014年3月、809-819ページ、https://doi.org/10.1111/jsm.12407
発行:2014年3月1日
Contents
目的
勃起不全治療薬(EDM)の使用はゲイ・バイセクシュアル男性の間で比較的一般的であり、ヒト免疫不全ウイルスの性的リスク行動と関連している。我々は、参加者が保護された肛門性交(PAIC)を行った場合と、カジュアルなパートナーとの無防備な肛門性交(UAIC)を行った場合に、EDMの使用にどのような要因が関係しているかを明らかにすることを目的とした。
調査方法
オンライン横断調査を実施し、前年度にカジュアルな男性パートナーとの肛門性交の機会があったと報告したオーストラリアのゲイ・バイセクシュアル男性1,376人をサンプルとした。
主要アウトカム評価項目
主なアウトカム指標は、直近のPAICおよびUAICの機会におけるEDMの使用であった。
結果
男性は、コンドームを使用している時(11.6%)にEDMを使用している可能性が、コンドームを使用していない時(13.0%)にEDMを使用している可能性と同程度であった。EDMの使用と自尊心との間に関連はなく、性的リスク行動と自尊心との間にも関連はなかった。EDMを使用している男性は、全体的に性的に積極的であり、性的経験を充実させ、拡大させるためにEDMを使用することが多いようであった。
結論
男性は特にリスクを冒す目的でEDMを利用しているようには見えず、主に性的快感を高めるためにEDMを利用していた。精神的な健康問題はEDMの使用によって示されなかった。