国際勃起機能指標: 男性と性交渉を持つHIV陽性男性に使用するための適応ツールの開発 アローを入手する(原題:The International Index of Erectile Function: Development of an Adapted Tool for Use in HIV-Positive Men Who Have Sex with Men)
キャサリン・コイン(MRCP)、スンディヤ・マンダリア(MSc)、ソーニャ・マッカロー(MRCP)、ホセ・カタラン(FRCPsych)、クリスティアナ・ノーストリンガー(PhD)、ロバート・コールバンダース(PhD)、デイビッド・アスボー(FRCP
性医学ジャーナル、第7巻、第2号_part_1、2010年2月、769-774ページ、https://doi.org/10.1111/j.1743-6109.2009.01579.x
発行:2010年2月1日
Contents
はじめに
勃起不全はHIV陽性男性(MSM)に多くみられる。臨床診療や研究において勃起機能を評価するためには、標準化された尺度が必要である。
目的
IIEF(International Index of Erectile Function)は、異性愛男性向けに作成された勃起機能評価ツールとして広く受け入れられている。我々はこのツールをMSM用に改良した。HIV陽性コホートにおける質問票の内的一貫性の分析を行う。
方法
修正した質問票には、IIEFの5つの領域((i)勃起機能、(ii)性交満足度、(iii)オルガスム機能、(iv)性欲、(v)セックス全般の満足度)ごとに修正した質問が含まれていた。ヨーロッパの7つのHIV治療センターのMSMがアンケートに回答した。
主要評価項目
回答は、5つの領域ごとに標準化されたクロンバックのアルファ値を用いて内部一貫性について分析された。質問票の領域構造を確認するために因子分析を行った。
結果
486人のMSMのデータが分析された。因子分析の結果、記述された領域構造が支持された。勃起機能、オルガスム機能、性欲に関する質問は良好な結果を示し、クロンバックのα値はそれぞれ0.82、0.83、0.89であった。性交満足度に関する質問は、性交を試みる頻度が他の回答と相関しなかったため、一貫性がなかった(Cronbach's alpha 0.55)。定期的なパートナーとのセックスの満足度に関する回答は、全体的な性生活の満足度とは異なっていた。朝勃ちの頻度は勃起機能の他の側面と乖離していたが、マスターベーションによる勃起は相関が高かった。
結論
内部整合性は全体的に高かった。このツールはHIV陽性MSMに適しており、スクリーニング、研究、治療反応のモニタリングに使用できる。